紅茶でつながるアレコレ

スリランカのお正月、
アルス・アヴルドゥとプタンドゥ

2021/4/13
スリランカ茶畑

日本のお正月は1月1日。これはグレゴリオ暦に基づくものですが、世界を見てみると異なる暦でお正月を祝う国もたくさんあるんですよね。

その一つが毎年4月14日に祝われるスリランカのお正月。
シンハラの人々はアルス・アヴルドゥと呼び、タミルの人々はプタンドゥと呼びます。

さまざまな美味しい紅茶を届けてくれるスリランカのお正月、ちょっと覗いてみましょう。


旧年の終わりから新年にいたるまでの間はNonagathe等と呼ばれ、多くの人々がお寺に参拝をします。これは日本でもおなじみの光景ですね。

新年になれば炉に最初の火をつけるのも大事な作業。ここからお正月の食事の準備も始まります。

皆が囲む火に素焼きのポットを置き、ミルクを沸します。四方から吹きこぼれる様は豊かさを象徴し、豊かな一年と幸運を願うものです。

ちなみにこういった新年の集いでは、緑の服を着て参加するのが正式なのだとか。

スリランカのお正月

耳を傾ければどこからかドラムや笛の音なども聞こえてくるかもしれません。子供達は皆でゲームなどをし、各種コンテストやスポーツ競技も開催されて賑やかです。

その他聖油を塗って体を清めたり、家族・ご近所間の挨拶も大切な行い。特に目上の方々への挨拶は敬意をもって行われ、ベテル(キンマ:コショウ科の植物)の葉を重ねて渡す事もあるそうです。

ダージリンのパーン屋さんに積まれたベテルの葉
▲ベテルの葉にビンロウジやスパイス等を混ぜたものはインドでパーンと呼ばれ噛んで風味を楽しむ嗜好品です。画像はダージリンのパーン屋さんに積まれたベテルの葉
スリランカの紅茶
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