■今日からジュンチヤバリ茶園の
ファクトリーの中を見学していきますよ。
まずは、二階に行きましょう。
インド・スリランカのほとんどの紅茶工場は
二階から工程が始まるのですが
ネパール・ジュンチヤバリも例外ではありません。
その最初の工程とは「萎凋(いちょう)」、
英語ではWitheringと言いますが、
摘んだ茶葉を萎らせる作業です。
右2番目の画像のように
摘んできた茶葉をカゴから出し、
冒頭の画像のように均一の厚さにならしてゆきます。
カゴの中ですでに萎凋は始まっており、
萎凋香がふぁ~んと立ち込める…
右2番目の画像で茶葉のお山が2つありますが、
おもしろいことに、
それぞれ違う萎凋香がするんですよ。
全部の茶葉の山を回っていくと
マンゴーやメロンのような香りもあれば
ジャスミンのようにフラワリーな香りも。
自然のものって、面白いですね。
萎凋にかける時間はおおむね半日ですが
茶葉の様子や天気を勘案しながら
担当者がその都度判断。
ルールの無い世界だからこそ
経験と感性がいきる世界、
お茶づくりはアートでもある、そう感じる所以です。
-続く-
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工場前にて。
山からのぞく月が
ジュンチヤバリのマーク。

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