◆ニルギリは南インドの紅茶。

「青い山」を意味する名前が示す通り、 タミルナドゥ州ニルギリ地区を中心とする自然豊かな高原地帯で生産されます。

ダージリン、アッサムとともにインドを代表する紅茶の一つ、 香りよく飲み口のすっきりとした紅茶に出会える12-2月頃、冬の間が注目のシーズンです。

シルバーポットではこのクオリティーシーズンを中心に買い付けを行い、 風味豊かなニルギリをご紹介しています。

芳しき冬の芸術

3年ぶりの入荷となるカイルベッタ茶園のスペシャリティーティー、2024年はWinter Frost。

ニルギリを代表する優良品種CR6017から摘採、製造しました。

まずはいきいきとした若葉と柑橘ピールの香り、そしてスミレ・ヒヤシンス・ジャスミンを思わせる花の香。

キリっとした味わいが全体を引き締め、研ぎ澄まされた華やかさ。

若々しい風味と茶葉の姿、いずれもダージリンファーストフラッシュを彷彿とさせますが、ダージリン春の紅茶とはまた一味違う芳しさ。

南インドが誇る香りの逸品をお楽しみください。

避暑地として賑わうニルギリ・コタギリの街の外れにあるカイルベッタ茶園。標高2000mにも達する高原の茶園で、ドイツへの輸出も盛んです。

19世紀末に英国人のJ.T.マレー氏が茶樹を植えたのが始まり、当初は自園工場がありませんでしたが20世紀に入りコーヒー農園を運営していたG.K.マーチン氏がカイルベッタを買い受け、製茶工場を建てた事がカイルベッタティーの第一歩となりました。

グレードはSFTGFOP1
FTGFOP＝Fine Tippy Golden Flowery Orange Pekoe 。

茶葉2.5gに対して熱湯150～200ml、蒸らし時間は3～3分30秒ほど。ストレートティーでお楽しみください。
シルバーポット流、おいしい入れ方 もご覧下さい。