紅茶のシャンパンと称されるダージリン・ティー。
香り高く透明感ある味わい、少ない生産量、群をぬく高価な取引価格…まさしく、「紅茶の王様」です。

ヒマラヤ山麓で、150年以上も前にイギリス人たちによって開かれた産地は、春・夏・秋と年３回の旬を迎え、5月下旬-6月頃に摘まれる夏の紅茶がセカンドフラッシュ。

ダージリンが華やかさを極める時期、厳選を重ねた、極上の紅茶をお届けします。

クローナルマスカテルの最高峰

2024年春、見事なファーストフラッシュで楽しませてくれたプッタボン茶園。
このプッタボンがいち早くセカンドフラッシュを届けてくれました。

ご紹介するEX18は、衝撃のセカンドフラッシュ。

5月中旬、品種RR17/144とAV2から摘採・製造されました。

セカンドフラッシュらしいキリっとした味わいと香ばしさ、ライチ、ブドウ、柑橘、ユリのようなフローラルノートが溢れんばかりに広がるクローナルマスカテル。

素晴らしい芳しさです。

シーズン初めに早くも「間違いなく夏摘みの最高峰」と思える紅茶に出会い、手が震えるような思いをしました。


産地でも「めったにお目にかかれない絶品ができた！」とセンセーションを起こしたEX18、摘採日は理想的な天候に恵まれたそうで紅茶の神様の祝福なのでしょう。

2024年必見の紅茶、どうぞお見逃しなく。

[tasting note]
当EX18は品種RR17/144とAV2から摘採されました。これは2024年ご紹介するプッタボン茶園のファーストフラッシュEX10と同じです。
同じ茶園、同じ品種でも気候・製造方法が変わればここまで風味が変わるという興味深い飲み比べもお楽しみいただけます。

たくさんの人が忙しく行き交うダージリン・タウンに入口が近いプッタボン、中を興味深そうに覗く観光客の姿を見かける事も珍しくありません。

ダージリン最古の茶園の一つ、工場入口に掲げられた「NONE BEFORE US 1852」という言葉が歴史を感じさせます。

かつて茶園関係者やバイヤーの居住・宿泊施設だったメインバンガローは近年リノベーションが行われ、 素敵なリゾートコテージに変身。観光地ダージリンの魅力を発信する役割も果たしています。

インボイスナンバーEX18。芯芽を含む赤褐色よりの茶葉。グレード(等級)は付されていません。

茶葉2.5gに対して熱湯200ml蒸らし時間3分、または茶葉3gに対して熱湯200ml蒸らし時間2分ほど。お好みに合わせて調整を。ストレートティーでお楽しみください。
シルバーポット流、おいしい入れ方 もご覧下さい。