紅茶のシャンパンと称されるダージリン。
香り高く、透明感ある味わいは他に類がなく、希少性・群をぬく高価な取引価格は、紅茶の王様と呼ぶにふさわしい。

産地は世界の尾根・ヒマラヤ山麓で150年以上も前にイギリスの開拓者たちによって開かれ、今なお紅茶ファンを魅了し続けます。

春・夏・秋、一年に３回のクオリティーシーズンを迎え、毎期、市場を華やかに賑わせます。

3シーズンのうち、春の芽吹きで作られるのがファーストフラッシュです。

甘い春の吐息

3年ぶりのタルザムFlowery Clonalです。

2021年と同様に使用品種はT78、摘採区画は標高約1700m、西向き。

藤、ライラック、ジャスミン…名前の通り花のような香り特徴ですが緑のメロンやブドウを思わせるフルーティーな余韻も魅力の逸品です。

T78だけで作られるダージリン自体珍しく、DJ6のように整ったバランスとなればなお一層稀少。

よくあるファーストフラッシュとはニュアンスを異にする華憐な個性派、春の吐息のような透明で甘やかな風味をご堪能ください。

標高約1433m、ロンボンバレーに広がる茶園、タルザムは'Taru - Zum＝週市が開かれる場所'から転じたものとか。
豊かな松林や様々な蘭の自生地としても知られます。
隣接するサングマとは'姉妹茶園'、サングマ茶園は中国種、タルザムはクローナルティーを主に担当しています。

インボイスナンバーDJ6。芯芽を含む美しい茶葉。グレード(等級)は付されていません。

茶葉3gに対して熱湯150～200ml、蒸らし時間3分ほど。お好みに合わせて調整を。ストレートティーでお楽しみください
シルバーポット流、おいしい入れ方 もご覧下さい。